ISPの音の作り方について

前書き

おはようございます!コンマス鈴木です。
演奏会が終わって、もう半月が経ちました。皆さん本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね。
ISPも2回の演奏会を経て、いろいろな事が何となーくふわっと固まってきたのかな、と思っています。
その中は良い事悪い事玉砕混合な訳で、そこでビシッ!と一つ、ここで来季に向け、僕のコンマスとしての音楽の作り方についてご説明したいな、と思います。

ISPの掲げる最も大切なVision、それは
「音楽を通して新しい「価値視点」を実験する」です。
それを僕なりの解釈で演奏に置き換えると、
「新しい価値視点=今、このメンバー達だからこそ生まれる表現・可能性」を「実験=共有し、具体的な響きとして創り出す・実現する」。
つまりそれは、「アンサンブル」に他なりません。

前書き2

実は、その実現の為にこの2回の演奏会で仕込みをしていました。それは「毎回の練習を、毎回違う演奏にする」という事です。僕自身の弾き方やザッツも毎回少しずつ意図的に変えました。田中先生にも、振り方やテンポを毎回変えて頂く様お願いしていました。気付いてた人もいるかも知れませんね。(最低限のルール、例えばここはin 3だよ、とかも本来曲に慣れてくれば要らない物だと思っていますが、その話はまた別の機会に)

ここはこんな感じでゆっくりしてー、とかそういうアマオケあるあるの予定調和、個人的に大っ嫌いなんです。それならYouTubeのベルリンフィルに合わせて1人で弾いて吹いて叩いていれば良い訳で。それはそれで音楽の一つの楽しみ方です。

 

…そんな練習の結果、この前の演奏会では本番にも関わらず!団員から新しいいろんな演奏のアイディアが出てきたんだと思います。しかも、それが危なっかしくも崩壊を免れ、無事に演奏し切る事が出来ました。これは練習の成果の一つだと思っています。

前置きが長くなりました。ここまでが前置きでした。
以上の経緯を踏まえ、次回以降、ISPの演奏は以下の3つの方向で音楽を作ります。

1.指揮者の要らないオーケストラに。

指揮者不要って訳では有りません。但し、あくまで指揮者は音の方向性を決め、全体のバランスを整えるのが仕事です。
指揮者がどう振ろうとも、実際のテンポは常にコンマスが決めます。指揮者とオケがズレても、オケ内で合っていれば問題有りません。まずはオケがオケ内で合わせた上で、それから指揮者とのやり取りの中で音楽を動かしていきます。オケ内がずれた場合は、コンマス→オーボエ1番→トランペット1番≒ティンパニ、の順に従って合わせて下さい。音が聴こえなくても、視覚的に合わせます。
従って、指揮者に依存しないオーケストラを目指します。要は、今後近い将来的に指揮者は変えていきます。

 

2.相互のコミュニケーション多めのオーケストラ。

休憩時間や練習の前後で、パートや立場を超えた相互のコミュニケーションを求めます。自分のパートに関係ない事でも、気付いた事があればその人に話す。時には議論してみる。そうやって高め合って行く。その関係性作りのきっかけは飲み会だと思ってます。だからみんな一緒に呑もうぜ?

 

3.選曲は大曲を中心に。

基本的に、アンサンブルが一番生きるのは例外も勿論有りますが交響曲だと思っています。その為、基本的に今後は交響曲ないし交響曲に準ずる大曲(我が祖国、シェヘラザード、組曲「惑星」等)のみでプログラムを作ります。ハイドンやモーツァルトの交響曲も、短いですが交響曲です。これらは候補に含みます。
但し、プログラムの流れ上、又は乗り番や演奏時間上止むを得ない場合、従来前中と呼ばれる曲を組み合わせる事は止めません。
プログラムの総実演奏時間(アンコールを除く)で90-110分を一つの基準にしたいと思います。交響曲2曲だと大体これ位かと。
少し具体的にまとめると、
①総実演奏時間は90-110分程度とする。
②基本的には大曲2曲、時間が足りない場合は必要に応じて前中扱いの曲を入れる。
③ハイドン交響曲45番告別(25分)→モーツァルト交響曲41番ジュピター(38分)→ベートーヴェン交響曲6番田園(41分)、計104分、みたいなプログラムは有り。
ドボルザークスラブ舞曲集より1・8・10・16(18分)→我が祖国全曲(74分)、計92分、も有り。


この方向で、第3回演奏会以降の音楽を作っていきます。
ご意見や質問は随時受け付けています。お気軽に!
以上、宜しくお願い致します。